2021年度休眠預金活用事業「シングルマザーのデジタル就労支援」の事業完了に際し、3月14日に都内にて、リフレクション会を対面にて実施しました。事業開始の2022年はコロナ禍ということもあり、これまで実行団体同士の対面での交流機会を設けることができませんでした。3年弱という期間、毎月のようにオンラインの集合研修にて顔を合わせてきたものの、初めて対面で会うことができた喜びや興奮が、ご参加の皆様より伝わってきました。セッション1「ハイドリームを描く」では、実行団体それぞれが持続可能な形で本事業を継続した5年後の最上の未来について語っていただきました。その後、グラミン日本 理事の小林より、グラミン日本が描く2021年事業、2023年事業、2024年事業の全国に跨る実行団体コミュニティやインパクト雇用&アウトソーシングを軸としたネットワークのビジョンについて共有させていただき、各グループに「私たち(We)のハイドリーム」について話し合っていただきました。プログラムを必要としているシングルマザーの方々へのアウトリーチや、お仕事のマッチング、実行団体同士の知見の共有やアドボカシーなど、沢山の意見が発表されました。セッション2「Next Actionに向けて」では、オープン・スペース・テクノロジー(OST)の手法を参考に、深めたいテーマを絞った上でテーブルに1つのテーマを設定し、前半と後半でテーブルのメンバーを入れ替えながら、議論を進めました。グラミン日本に対しても、期待することやご意見、激励をいただきました。参加者の感想を一部ご紹介します。「他団体が実施した内容のみならず、今後実現したいことや想いを伺うことができ、改めてどのように今後連携していくのがよいか検討する契機になった。各々の強みを活かしながら、Win-Winの関係性を構築していきたい。」「各団体が補完し合えるような知らなかった強みがまだまだあるなと思いました。各団体で共通する想いがあることがわかり、1団体でできないことでも、同じ想いを持つ団体が集まればより盤石な支援のカタチができるのではと思いました。」「シングルマザーの経済的な自立のために日々考え抜きながら携わった方々との意見交換や交流はとても温かい気持ちになりました。 より社会を巻き込み根本的な課題解決へ取り組んでいくことが継続できるようさらに考えていきたいと思いました。」「対面でのディスカッションがとても有意義でした。キックオフも同様にできたら、助成期間中も連携が生まれやすかっただろうと思いました。」ご参加くださった実行団体、日本シングルマザー支援協会の皆様に心より感謝申し上げます。2021年度事業は事業完了を迎えましたが、実行団体の皆様とは今後も連携・協力体制を強化し、2023年度、2024年度事業との相乗効果を生み出していきたいと考えております。お問い合わせ先一般社団法人グラミン日本 休眠預金事業事務局kyumin@grameen.jp