一般社団法人グラミン日本(所在地:東京都中央区、理事長:百野公裕、以下「グラミン日本」)は、2026年7月1日・2日の2日間、休眠預金等活用事業の実行団体を対象とした「ネットワーク会合」を東京都内(南砂町)にて開催しました。グラミン日本はこれまで3期にわたる休眠預金活用事業を通じて全国14の実行団体を支援し、デジタルスキル研修や起業・就労支援など多様な支援モデルを発展させてきました。今回の会合は、こうしたノウハウをシングルマザー支援コミュニティ全体の資産とすべく、実行団体を軸としたコミュニティ構築を次のステップと位置づけ、団体間の信頼関係構築を目的として開催したものです。参加団体は、オンライン参加を含む10団体(ウィズワークラボ、うむさんラボ、キズキ、キャリアマム、きらりコーポレーション、BlessU、オカヤマビューティーサミット、コグニティ、ccobi、miaforza)。DAY1では各団体が抱える課題を共有するグループディスカッションとグラミン日本の活動事例共有を、DAY2では「AI時代の新しい働き方」と休眠預金事業終了後の「コミュニティ」をテーマにした事例共有とディスカッションを行いました。%3Cdiv%20style%3D%22background-color%3A%20%23f9a29a%3B%20padding%3A%2020px%2040px%3B%20text-align%3A%20left%3B%22%3E%0A%20%20%3Cspan%20style%3D%22color%3A%20%23cc0000%3B%20text-decoration%3A%20underline%3B%20font-weight%3A%20bold%3B%20font-size%3A%2024px%3B%20line-height%3A%201.5%3B%22%3E%0ADAY1%E3%80%80%E3%82%BB%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B31%EF%BD%9C%E8%AA%B2%E9%A1%8C%E8%A7%A3%E6%B1%BA%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%0A%0A%20%20%3C%2Fspan%3E%0A%3C%2Fdiv%3E事前アンケートで挙がった各団体の課題(自主事業・BPO業務委託、実務研修・OJT機会の確保、外部連携、行政委託・補助金活用など)をもとに、・プログラム運営・組織基盤・組織体制・事業継続・出口戦略の3テーブルに分かれ、ワールドカフェ形式で議論を行いました。「プログラム運営」のテーブルではOJT先の早期確保や受講生のモチベーション維持、キャリアコンサルティングの工夫について、組織基盤のテーブルでは自治体・企業との連携や広報、スタッフの採用・育成について意見が交わされました。事業継続・出口戦略のテーブルでは、休眠預金事業終了後もBPO事業を自主事業として継続していく上での難しさに加え、自治体や国からの事業委託・補助金を獲得して事業の財源を確保していくことの難しさが話題となりました。具体的には、予算化までに時間がかかることや、どの制度・窓口を通じて自治体・国に働きかければよいかが分かりにくいといった声が共通して上がり、「団体単独で経路を探すには限界がある」という認識のもと、複数団体で連携して政策提言や行政への働きかけを行っていこうという声が上がりました。 %3Cdiv%20style%3D%22background-color%3A%20%23f9a29a%3B%20padding%3A%2020px%2040px%3B%20text-align%3A%20left%3B%22%3E%0A%20%20%3Cspan%20style%3D%22color%3A%20%23cc0000%3B%20text-decoration%3A%20underline%3B%20font-weight%3A%20bold%3B%20font-size%3A%2024px%3B%20line-height%3A%201.5%3B%22%3E%0ADAY1%E3%80%80%E3%82%BB%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B32%EF%BD%9C%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%9F%E3%83%B3%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E6%B4%BB%E5%8B%95%E4%BA%8B%E4%BE%8B%E5%85%B1%E6%9C%89%0A%20%20%3C%2Fspan%3E%0A%3C%2Fdiv%3Eグラミン日本理事の中川氏より、グラミン日本の支援の基本設計「入り口(多様な背景を持つ女性たち)→リスキリング→出口(就職・BPO・起業等)→目指す姿(自立と循環)」を紹介いたしました。その取り組みの中で、企業への訴求を「シングルマザー支援」から「インパクト雇用」(潜在的能力を持ちながら一般的な採用方法では機会が限定される層への雇用機会創出)という考え方に転換したことで、企業からの反応が変化してきたことを共有しました。続いて、グラミン日本 BPO事業メンバーの上村あかねさんによる当事者スピーチが行われました。離婚後に飲食店とコールセンターの掛け持ちで生活していた日々から、沖縄県糸満市が実施するデジタルスキル講座の受講、グラミン日本のBPO事業での就労を経て、現在はチームの新人教育を担うまでに至った3年間が語られました。就業初期は「失敗が怖くて自分を責めることしかできなかった」と振り返る一方、チームリーダーや周囲からの「失敗していい」という声かけを通じて仕事への向き合い方が変化し、取引先との信頼関係の構築や、お子さんとの関係性など家庭内の変化にもつながったといいます。「スキルを身につけたことで人生が変わったのではなく、人との信頼関係の中で育ててもらったことで人生が変わった」という言葉が印象的でした。続いてBPO事業チームリーダーの酒徳さゆりさんより、BPOのチーム運営の考え方が共有されました。メンバーの自主性を重視し「基本的に任せる」姿勢で運営すること、品質と納期はクライアントに約束しつつ働き方は現場のメンバーに委ねること、ある程度の失敗を許容しながらメンバー自身が考えて動けるチームづくりを目指していることが紹介されました。稼働時間帯やスキル習熟度に応じたワークシェアリング型の体制や、Slack等でいつでも相談できる環境づくりも特徴です。こうした運営のもと、上村さん自身がリーダーとして新人教育を担うまでに成長したことも紹介されました。このほか、マイクロファイナンスを活用した起業支援や、地域の人事部や淡路島における連携事例についても紹介がありました。%3Cdiv%20style%3D%22background-color%3A%20%23f9a29a%3B%20padding%3A%2020px%2040px%3B%20text-align%3A%20left%3B%22%3E%0A%20%20%3Cspan%20style%3D%22color%3A%20%23cc0000%3B%20text-decoration%3A%20underline%3B%20font-weight%3A%20bold%3B%20font-size%3A%2024px%3B%20line-height%3A%201.5%3B%22%3E%0ADAY2%E3%80%80%E3%82%BB%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B33%EF%BD%9CAI%E6%99%82%E4%BB%A3%E3%81%AE%E6%96%B0%E3%81%97%E3%81%84%E5%83%8D%E3%81%8D%E6%96%B9%0A%20%20%3C%2Fspan%3E%0A%3C%2Fdiv%3E世界経済フォーラム「Future of Jobs Report 2025」の予測*(世界で1億7,000万人分の新規雇用が生まれる一方、9,200万人分の既存職が失われ、差し引き約7,800万人分の増加)を紹介し、「AIは仕事を「なくす」だけでなく「組み替える」力を持つ。」という視点を共有しました。そのうえで、新しい就労機会を生む4つの要素として、①仕事を小さく分解すること②働き方を選べること③チームで責任を分散すること④伴走支援を入れることを挙げ、国内外の事例(しごとコンビニ、わたしごとJAPAN、Generation Unlimited、Laboratoriaなど)とともに紹介しました。続いて実行団体の取り組み紹介として、・うむさんラボから「沖縄親子まつり」等のイベントを軸にした共創の場づくりと伴走支援の仕組み「MOAUP(モアップ)」・きらり.コーポレーションから求人・人材育成のための総合プラットフォーム「COCO-JOB」とキャリアコンサルタント11名によるカウンセリング体制・mia forzaからAIを活用した広報・データ分析の取り組み(ひとり親家庭の不登校に関する独自調査など)が共有されました。その後のグループディスカッションでは、「AI時代に変わること・変わらないこと」「他団体の事例から学べること」等について活発な意見交換が行われました。*出典先:World Economic Forum『Future of Jobs Report 2025』https://www.weforum.org/publications/the-future-of-jobs-report-2025/%3Cdiv%20style%3D%22background-color%3A%20%23f9a29a%3B%20padding%3A%2020px%2040px%3B%20text-align%3A%20left%3B%22%3E%0A%20%20%3Cspan%20style%3D%22color%3A%20%23cc0000%3B%20text-decoration%3A%20underline%3B%20font-weight%3A%20bold%3B%20font-size%3A%2024px%3B%20line-height%3A%201.5%3B%22%3E%0ADAY2%E3%80%80%E3%82%BB%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B34%EF%BD%9C%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%8B%E3%83%86%E3%82%A3%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6%0A%20%20%3C%2Fspan%3E%0A%3C%2Fdiv%3Eネットワーク会合最後のセッションでは、2日間の議論を踏まえ、休眠預金等活用事業終了後の実行団体間の連携について、「何を持ち寄れるか」「どんなコミュニティが望ましいか」「何をやりたいか」という3つの問いをもとにディスカッションを行いました。議論の中では、スキルやノウハウの相互シェア、キャパシティに応じた仕事の融通、首都圏と地方の連携などの具体的なアイデアに加え、参加団体から「協同組合」を設立してはどうかという提案も生まれました。グラミン日本からは、休眠預金等活用事業終了後も継続的な連携を図るため、8月より月1回のオンライン懇談会「ざっくばらん会」の実施を案内しました。また、理事長の百野より、①ナレッジの共有②データの共有③協同組合の設立・推進という3段階のロードマップが、今後の連携の方向性として共有されました。グラミン日本は、休眠預金等活用事業だけでなく、今回のネットワーク会合を通じて生まれたつながりや構想を大切にしながら、実行団体の皆さまとともに、シングルマザー・ひとり親家庭の経済的・精神的自立支援の輪を広げてまいります。%3Cdiv%20style%3D%22background-color%3A%20%23f9a29a%3B%20padding%3A%2020px%2040px%3B%20text-align%3A%20left%3B%22%3E%0A%20%20%3Cspan%20style%3D%22color%3A%20%23cc0000%3B%20text-decoration%3A%20underline%3B%20font-weight%3A%20bold%3B%20font-size%3A%2024px%3B%20line-height%3A%201.5%3B%22%3E%0A%E4%BC%81%E6%A5%AD%E3%83%BB%E8%87%AA%E6%B2%BB%E4%BD%93%E3%81%AE%E7%9A%86%E3%81%95%E3%81%BE%E3%81%B8%0A%20%20%3C%2Fspan%3E%0A%3C%2Fdiv%3E今回の会合でも話題となったように、実行団体の皆さまは雇用機会の創出やOJTの受け皿づくりにおいて、企業・自治体との連携を必要としています。BPO業務の委託、研修・OJT機会の提供、地域における協働プログラムの構築など、様々な形での連携が可能です。シングルマザー・ひとり親家庭の就労支援や協業にご関心をお持ちの企業・自治体のご担当者様は、ぜひ下記お問い合わせ先までお気軽にご連絡ください。【お問い合わせ先】一般社団法人グラミン日本 休眠預金事業 事務局Email:kyumin@grameen.jp各実行団体のプログラム募集や活動レポートなどの情報は、本サイトにて発信して参ります。ぜひ定期的にご覧ください。休眠預金事業特設サイト:https://kyuminyokin.grameen.jp/news#report